うんこは漏らしても個人情報は漏らすな

つれづれなるままにクソ記事を書きつつ

童貞を卒業してきた話

どうもヨシダです。

春休みも終わりを迎え始めている中、皆さんはどのようにお過ごしでしょうか。

コロナウイルスの影響により、旅行を断念したり、ポケモンのオフが延期になってしまったりと色々ストレスが溜まっている方も多いかと思います。

俺もその例に漏れず、モチベとしていた様々なイベントが延期、もしくは中止になってしまったため、もやもやとした日々を過ごしていました。

イベントへ行くために溜めていたバイト代も使いどころを失い、将来のための貯金にしてしまおうかと思っていた時、一つの天啓が下ります。








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飲み会の場で毎度の如く「っぱ初めての相手は好いた女とだよな」と話していたあの頃の俺はどこへやら。仕方ねえよな、春だもん。

風俗のことに詳しいおつゆに連絡を取り、決戦の地は雄琴であること、3月25日に執り行われること、それまでに嬢の候補をいくつか決めておいてほしいことを伝えられ、必死に嬢のリストとにらめっこを開始しました。



その者、童貞の衣をまといて雄琴へと降り立つ

40分ほど電車に揺られながら、18時半頃に比叡山坂本駅に到着。

この夜を共にする"""仲間"""であるおつゆとユキナさんが電車の遅延により遅れるとの連絡を受けたので近くのベンチに座り、Twitterを開くと俺が風俗でイケるかイケないかのブックメーカーが開催されていました。

————コイツら俺のことをおもちゃか何かと勘違いしてないか?

ただでさえクソ漏らしという不名誉な肩書を背負っているというのに、今回で『風俗でイケなかったED』が加わることがあっては今後の人生に関わります。

絶対に負けられない戦いが、そこにはあった。


勇者一行、魔王城へ

おつゆとユキナさんが駅に到着し、ボーイが運転する車で現地へと向かうことに。

店の外観は一言で表すと『城』。

白くて高い建物が、無数のライトで照らし出され、なかなかの迫力があります。

ボーイに店内に案内され、待合室へ。

三人で嬢を待つ間、ユキナさんが懐からあるものを取り出しました。





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闇金ウシジマくんとかでしか見たことがないガチモンの精力剤。

凄い十なんですからきっと凄い汁が射精るに違いありません。




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似てる




飲み干してしばらくすると全員の名前が呼ばれ、それぞれの向かう場所へ。

またな、兄弟




とある男の風俗体験記

「こんばんは♡今日はよろしくね♡」

耳が溶けるほどの猫撫で声が俺を呼ぶ。

振り返ると黒いネグリジェに身を包んだ長髪の女性が立っていた。

彼女の名前はK(直接源氏名を書くのは憚られるので、便宜上Kとする)。

俺はあまり芸能人に聡くはないため、『芸能人に例えるなら?』と聞かれると答えることができないが、吊り目が綺麗な美人だった。

「部屋、いこっか」

Kが手を繋いでくれる。

最後に女の子と手を繋いだのなんて、中学生の修学旅行のキャンプファイヤー以来じゃないだろうか————

そう思いながら部屋へと向かう途中、彼女が俺の手を自らの胸へ寄せてきた。

むにゅ。

二の腕が彼女の膨らみに当たる。

一瞬、思考が止まる。

もしかすると俺はとても悪いことをしてしまったのではないか。

すぐさまKに謝ると彼女は

「ううん、いいよ♡」

と、さらに胸を押し付けてくる。

そうだった。

ここは風俗店。

そういったことを行う場所なのだ。

頭に残る理性を彼女の匂いと柔らかさで消し飛ばし、俺は部屋に入った。





それは部屋と呼ぶにはあまりにも歪だった。





部屋の半分はベッドやソファが置かれており、もう半分は浴室。

こう書くと普通のホテルのような部屋なのだが、この部屋を歪足らしめているのは寝室と浴室の境界である。

無いのだ。

"""寝室と浴室を隔てる壁をまるまるぶち抜いた"""

そう表現するのがふさわしいだろうか。

とにかく二つの部屋を無理やり一つの大きな部屋にしたものがそこに存在していた。

そんな部屋に呆気にとられていると、Kが上着を脱がせてクローゼットに掛けてくれる。

驚く時間ももったいない。

はやく服を全部脱いでしまおう。

そう思って自分で残りの服に手をかけたとき、Kに呼び止められた。

「お兄さん、私が脱がしてあげるよ?」

————この人は今、なんとおっしゃったのだろうか。

現在俺は21歳。

服を誰かに脱がしてもらうなどとっくに卒業している。

それも今さっき会ったばかりの女性に?

そんなことをされれば、恥ずかしすぎてユデダコになってしまいそうだ。

ここは男らしく断って————





「じゃあ、おねがいしましゅ…♡」





据え膳食わぬは男の恥っていうじゃない。




服を脱がせてもらうと、Kもネグリジェを脱ぎ始めた。

————ぼろん

目の前におっぱいがいっぱいに広がる。

でかい。

Kの小さな体躯とは裏腹に、眼前に広がる二つのふくらみはひどく暴力的だった。

「お風呂入ろ?」

Kがまた俺の手を取って浴室まで引っ張ってくれる。

浴室にあるヘンテコな椅子に座らされ、彼女がボディーソープを泡立てている。

待っている間、俺の視線は彼女のおっぱいに釘付けになっていた。

AVや同人誌でしか見たことがない「それ」が、今俺の目の前に現れている。

感動した。

涙が出そうで必死に堪えた。

涙でおっぱいが見えなくなったらもったいないだろうが。

一秒でもこの光景を目に焼き付けておくのだ。

そうしているうちにKの準備が完了した。

その泡で俺の背中でも流してくれるのだろうか。

そう思っていると彼女は手に持った泡で自分の身体を洗い始めた。

なるほど、流石は人気店。

客より先に自分の身体を清潔に保つことで性病のリスクを回避しているのか。

感心していると何故か彼女が俺に近づいてきた。

一体何が————








————泡にまみれた彼女の身体が、俺の身体と密着した。







ボディーソープの匂いや女の子特有の匂いが鼻腔をくすぐる。

いつもなら思い切り深呼吸をしているところだが、今はそれどころではない。

Kのあの暴力的な双丘が、まるでスポンジのように俺の身体を滑っている。

いつも風呂で使っているタオルで背中を洗う感触とは全く違う。

つるつるとしていて、それでいて弾力がある。

これが女の子の身体なのか。

男とは全く別の生き物ではないか。

————知りたい。

どんな感触がするのだろうか。重さはどれくらいなのか。

気が付くと手が伸びていた。

何度も夢にまで見たおっぱいに、ついに手が届く。

Kは拒まない。

それならば、遠慮なく揉ませていただこうではないか。

手のひらで触れてみる。

柔らかい。

痛くならない程度に指で押し込むと、指が埋まった。

下から持ち上げてみる。

重い。

それの重力が、手のひら全体に伝わってくる。

女性はいつもこんなものを身に着けているのか。

まるでドラゴン●ールの修行である。

パージしたら光の速さに達するんじゃないか。

一心不乱に揉んでいたら、いつの間にか身体の洗浄が終わったらしい。

もう少しこの感触を楽しんでいたかったが、今日は童貞を捨てに来ているのだ。

名残惜しいが湯舟に浸かってしま————



————Kも一緒に入ってきた。



やれやれ、つくづく楽しませてくれるぜ雄琴ソープ。

俺の手は再びおっぱいと再会を果たしたのだった。




身体を拭いてもらい、ベッドに寝てくれと言われたのでごろんと仰向けに寝転ぶ。

全裸でベッドに転がると、何とも言えない開放的な気分になる。

今度、家でもやってみよう。

そう思っているとKが俺の上に覆い被さってきた。




————ヤバい。喰われる。




己の中の第六感だか本能だかがそう告げていた。

ああ、俺は今からこの人に食べられちゃうんだ————

逃げ場などない。

観念した俺は、目を閉じてこれから行われる残虐行為に身を任せた。




股間が熱い。

耐えられない熱さ、というのではなく先ほどまで入っていた湯舟の温度のような————

目を開けると、Kが俺のソレを咥えていた。

ぬるぬるした刺激に腰が引けそうになり、声が出るのを必死に堪える。

俺は男。

女に情けない声を聴かれることがあってはならないのだ。

脳内でそう唱えていると、不意に彼女が口を離した。

勝った。

俺は男としての威厳を守り通すことができたのだ。

喜びに打ちひしがれていると、唐突にKが俺のお稲荷さんを舐め始めた。




「————————あひッ♡」




なんだこの声は。

こんな情けない、まるで女の子のような声を上げたのは誰なのか。

俺だ。

————生き恥。

恥ずかしさのあまり、顔が真っ赤になるのを感じる。

Kの顔を伺うと、彼女は恥ずかしくないよと伝えるかの如く微笑んでいる。

俺は彼女が女神に見えた。

彼女が耳元まで寄ってきてこう囁いた。

「次はどこ舐めてほしい?」

耳から脳まで突き抜けてゾクゾクする。

それならば。

それならば、次に舐めてもらうのは決まっている。

「耳、がいいです。夢だったんです。女の子に耳舐めてもらうの」

幾多のASMRを聴いた。

まるで本当に隣にいるかのような絶頂体験を何回も味わってきた。

それでも。

それでもいつかは実際に体験してみたい。

そう思っていた。

その夢がここで叶う。

ならば、己の中に残っているプライドなど捨てよう。

今ならこの女神が全てを受け止めてくれるのだから。

当然のことのように了承してくれたKは、俺の耳たぶから耳の奥まで優しく舐め回してくれた。

ああ、思っていた通りだ。

本当に、本当に気持ちがいい。

時折、耳に息を吹きかけてくれるのも、舐める最中の吐息も、全てが気持ちいい。

————生きてきて、よかった。

心の底からそう思えた。

感動していると重ねて彼女がこう言った。

「そろそろ…挿れてみる?」

そうだった。

まだメインディッシュを俺は残していた。

ここまできて挿れないで帰ってきましたなどというのはKにとっても、それに21年間連れ添ってきた童貞にも失礼である。

二つ返事で了承すると、彼女は慣れた口使いでコンドームを俺のアレに填めてくれる。

「初めてなので、騎乗位でお願いします」

俺の中にプライドなどもう無かった。

己の恥など全て相手に晒してしまえ。

恐れることはない。

ここはそれが許されるのだから。

Kが俺の上に跨り、一つになる。

頭がちかちかする。

彼女が腰を動かす度、それはだんだん大きくなり、真っ白になる。

どんな声を上げていただろうか。

それはもうきっと、過去最高に情けないものだっただろう。

でもいいのだ。

己の中の弱さを受け入れて、俺は一歩前へ進む。

股間がだんだん熱くなり、何かが上がってくる。

ジェットコースターに乗って思いっきり下るような、あの感覚。

それに身を任せて————



俺は、果てた。
















エピローグ

おつゆとユキナさんは先に終わっていたようで、待合室でタバコをふかしていました。

二人の表情から察するに、満足できたようです。

指名した嬢が可愛かった、こんなことをしてもらったなどトークに華を咲かせました。

駅で電車を待っていると色々な思いがこみ上げてきました。

俺、本当に卒業したんだな。

めっちゃ気持ちよかったな。

またいつか行きたいな。

とか感慨深くなっていると目の前に一枚の紙が。



————ヨシダさん。童貞卒業、おめでとう。



振り返ると何故かがんだー、はんべえ、緑ハンバーグの姿が。

お前ら確か一緒にご飯食ってたはずでは。

おつゆが爆笑しているので話を聞くと、今回俺が風俗に行くと伝えた日からこのサプライズ企画が計画されていたそうな。

これは一本取られたらしい。

はんべえが俺にプレゼントがあるというので、でっかい袋が渡されました。

え、なんだろ。すっげえうれs————














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そんなことだろうと思ったよ。

そんなこんなで飲みに行くことになったので木屋町のほうまで向かいました。

飲んでいる途中、がんだーはんべえおつゆがなにやら席を外して怪しい動きをしていたのですが、そんなことは無視して飯をもぐもぐ。

22時頃、ユキナさんが明日のお仕事のために先に帰っていったのですが、財布からポンと一万円を置いて行ってくれました。濡れた

その後も飲み続けていたのですが、急に店内の明かりが全て消えます。



俺「ファッ!?なんナリ!?停電ナリか!?」
























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店員「「「ご卒業おめでとうございます!!!!!」」」





ケーキが出てきました。

あの三人がなんかコソコソしていたのはこのためか。

店員だけではなく、他のお客さんまで俺の卒業を祝ってくれます。

彼らは俺が大学を卒業して飲みに来たと思っているのでしょう。

それもそうだよな。そういう季節だし。

でもごめんな、卒業は卒業でも童貞を卒業しただけやねん。

口が裂けてもそうは言えないので、ありがたく祝福を頂戴しました。

まあ、その、なんだ。







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ありがとうお前ら。最高の一日だった。











おしまい